大学生活を送る中で、「授業形式」はどんどん多様化しています。
対面授業だけでなく、オンライン授業やオンデマンド(録画/配信)授業といった形式が当たり前になりつつあります。
この記事では、
- オンデマンド授業
- リアルタイムオンライン授業
- 対面(キャンパス)授業
のオンデマンド授業を中心に、その特徴・メリット・注意点を大学生視点で整理します。
- オンデマンド授業の仕組みと活用例
- オンデマンド授業のメリット・デメリットと注意点
- 不正視聴・録画禁止などの注意事項
- オンデマンド授業は「自由度が高い」反面、「自己管理力」が求められる
- 出席確認や視聴履歴の管理など、見えないルールがある場合も多い
- 録画・再配布は禁止されているケースがある
- 学習ペースを保てれば、予習・復習・欠席補講に非常に有効
オンデマンド授業とは

オンデマンド授業とは、あらかじめ録画・編集された講義動画を、学生が自分の好きな時間に視聴できる授業形式です。
コロナ禍をきっかけに急速に普及し、現在では「コロナ時代の遺産」として、対面授業の補助や復習用に活用されるケースも多く見られます。
- オンデマンド授業のみ
- 対面授業+オンデマンド授業(予習・復習用)
- 一部のみオンデマンド授業(教員出張や補講などの理由はさまざま)
教員が作成した動画の配信方法は大学や教員によってさまざまで、LMS(学習管理システム)上での配信のほか、YouTubeの限定公開、WebBoxなどのアプリケーション所での視聴、PPSX(自動再生スライドショー)、mp4などのファイル配布など活用されています。
オンデマンド授業のメリット
オンデマンド授業の最大のメリットは「自分のペースで学習できる」点です。
途中で一時停止してノートを取ったり、聞き逃した部分を巻き戻して確認したりと、理解度に合わせて学習を調整できます。
これは対面授業では難しい柔軟性です。
また、講義動画を繰り返し視聴できるため、試験前の復習にも非常に役立ちます。
朝が苦手な人や、アルバイト・サークル活動で忙しい学生にとっても相性が良い形式です。
- 自分のペースで学習を進められる
- 繰り返し学習により理解度が向上する
- 柔軟なスケジュール対応ができる(ときがある)
- 通学の手間が手間が省ける(ときがある)
オンデマンド授業のデメリット
一方で、「自分のペースで進められる」という点は裏を返せば、自己管理の難しさにもつながります。
締め切りギリギリまで視聴を後回しにしたり、他の予定を優先して講義が溜まってしまうことも少なくありません。
結果的に、モチベーションの維持が難しいという課題があります。
また、講師や他の学生と直接やり取りする機会が少ないため、質問やディスカッションの機会が限られます。
さらに、快適に視聴するにはネット環境や機材も必要です。
- モチベーション維持が難しい
- 質問・交流の機会が少ない
- 機材・環境が必要
オンデマンド授業って本当に「楽」なの?
「オンデマンド授業って本当に楽なの?」と聞かれたら、私の答えは「授業の構成による」です。
コロナ禍が落ち着いた現在、大学の多くの授業は再び対面に戻りました。
しかし、コロナ時代に作成されたオンデマンド教材は今でも多くの大学で活用されています。
それらは、予習・復習用や欠席時の補講用として配信されており、完全オンデマンド授業は減少傾向にあります。
つまり、オンデマンド授業=「動画を見るだけでOK」という時代は終わりつつあり、現在は“対面+オンデマンドの併用型”が主流です。
完全オンデマンドの場合
完全オンデマンド形式の場合、確かに通学の手間が省け、自分の好きな時間に受講できるという点では「楽」に感じます。
しかし、実際には講義時間中に出席確認や課題提出を求められるケースが多く、自由度は思ったほど高くないこともあります。
結局、授業時間を意識して行動しなければならず、単に「動画を見るだけ」というわけにはいきません。
また、オンデマンド授業は一見すると簡単に見えますが、視聴を後回しにしてしまうと期末に動画が大量に残る、いわゆる「オンデマンド地獄」に陥る学生も少なくありません。
このように、完全オンデマンドは時間の自由度が高い反面、自己管理ができないと「楽」どころか負担が増える形式でもあります。
柔軟なハイブリッド型(オンデマンド+対面)の場合
最近では、対面授業とオンデマンド授業を自由に選択できるハイブリッド型の授業も増えています。
体調や予定に合わせて受講方法を選べるため、非常に人気のあるスタイルです。
一方で、オンデマンドと対面を組み合わせる場合、講義内容の一部がオンラインに分散しているため、情報の見逃しや課題の確認漏れが起こりやすいという課題もあります。
どちらの形式で受ける場合も、シラバスや配布資料をしっかり確認することが大切です。
つまり、「オンデマンド授業は楽」と言い切ることはできません。
授業構成や自分の性格によって、向き・不向きがはっきり分かれるのです。
オンデマンド授業の注意点

動画の視聴履歴・出席管理に注意
オンデマンド授業では、動画の視聴履歴や再生時間、アクセスログなどが大学側で管理されている場合があります。
実際に、2022年度には東京の有名私立大学で、オンデマンド授業を「複数端末・複数タブ」で同時再生して視聴完了を偽装した学生が多数発覚し、大量の単位不認定(落単)が出た事例もありました。
この件では「学生側のモラルの問題なのか」「それともシステム設計の問題なのか」という議論も起こりましたが、少なくとも現在は多くの大学で、視聴データの自動管理・不正防止の仕組みが導入されています。
もちろん、全ての教員が細かく視聴状況をチェックしているわけではありませんが、授業システムによっては「視聴完了しないと次の動画が見られない」「出席扱いにならない」などの設定が組まれていることもあります。
したがって、成績評価方法や出席基準については、初回ガイダンスで必ず確認しておきましょう。
録画・再配布が禁止されている場合もある
オンデマンド授業の中には、録画や再配布が禁止されている場合があります。
著作権の関係や、講義内容の外部流出を防ぐために、教員側が明確に禁止しているケースもあります。
この点は、授業ガイダンスやシラバスで説明されることが多いので、初回の授業や案内資料をしっかり確認しておきましょう。
特に禁止事項に書いていなくても、YouTubeやSNSに授業動画・資料をアップロードするのは、明確な著作権侵害にあたるため絶対に避けてください。
まとめ
つまり、オンデマンド授業は「楽」だからではなく、自分のペースで学びたい人に向いている授業形式です。
計画的に視聴を進め、出席や課題をしっかり管理すれば、オンデマンド授業は大学生活をより充実させる“強力な学習ツール”になります。
逆に、先延ばし癖がある人やリアルなやり取りを重視する人にはやや不向きかもしれません。自分の性格や学び方に合った受講スタイルを選ぶことが、大学生活を有意義に過ごす第一歩です。


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